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母、永眠

2022年8月8日 午後17時5分に、母親が永眠いたしました。

 

この5日間の出来事を備忘録も兼ねて書いてみます。
かなり長文になりますので、興味ない方はお帰りになって結構ですが、
多少なりともここを訪れた方の参考等になれば、と思って書く事にしました。

 

午後18時40分頃に仕事から帰宅し、台所に行った所、母親が座り込んで
倒れており、声を掛けても返答が無く、救急に連絡したところ、
寝かせて心臓マッサージを行ってくれとの事。
救急車が到着するまでマッサージを行いましたが、約20分後に
到着した救急隊員が対応した所、既に心臓が停止しているとの事。

 

自宅で亡くなった場合、警察(刑事)が事情聴取にやってきます。
ここで初めて『刑事って実際にいるんだ。』と思いました。
同じ事を何回か聞かれますが、これは話に食い違いがないか、
事件性がないか調べるためなのでしょう。
僕は意外に冷静だったと思いますね。

 

母親は、警察まで運ばれます。
検死なのでしょう。
翌日医師が死因を調べるとの事した。

 

僕には埼玉に住んでいる姉がいるので、連絡します。
翌朝にこちら(新潟)まで車飛ばして来るとの事。
(旦那さんや娘2人も一緒)
あと、主だった親戚にも連絡入れました。
葬祭サービスグループにも連絡。(さすがに24時間OKなんですね)

 

この時点での一番の不安は、「お金」でした。
生前の母親の希望でもありましたが、家族葬とはいえ金がかかるだろう、と。
母は生命保険に加入はしていましたが、すぐにお金が入るのか?とか。
また、母は葬祭サービスグループの会員でしたが、
どのくらい割引されるんだろう?とか。
あと、今後母親の年金は入らなくなるだろうから、僕の給料だけで
生活をやって行けるか?と。

 


次の日(9日)になり、朝イチで郵便局に行って僕の定期預金から
とりあえず20万円くらい引き出しました。

 

通夜と葬式の時の神官を探すのですが、これが運が良い事に
毎年僕の自宅のお祓いをしてくれている神官に2つ返事でOKを頂きました。
(これは大いに助かったです)

 

姉が到着したので、警察署に母親の遺体を引き取りに行きます。
警察署では、刑事ドラマの取調室のような部屋で死因を知らされます。

 

慢性心不全でした。
死因を調べて頂いた医師にお金を払う必要があり、これが33000円。
正直、『高いよ!』と思いましたが、仕方ないのかなぁ・・・
これは即日で払わなくてはいけませんので払いました。
また、その医師の医院まで行って死亡診断書を受け取りました。

 

葬儀会社と一緒に母親を引き取り、自宅へ戻ります。
先ほどの神官に連絡し、自宅へ来て頂いて、お祓いをして頂いた後、
通夜と葬式の打合せ。
日にちと時間は当然ですが、来るであろう人数とか、花はどうするとか、
料理(直会)はどうする、等々。
あと、うちは神道なので、神官から『祭壇はこういう風にしてくれ』、とか。

 

通夜・葬儀が終わって神官に渡す費用なのですが、思い切って聞いてみたら、
なんと相場の3分の一でいい、との返答を頂きました。
やはり年一回とはいえ、付き合いをしていて良かったと思いましたね。
この時点で神官に一回目の御礼を渡したと思います。

 


次の日(10日)は、自宅からセレモニーホールに母親を運びまして、
多少の打合せの後、控え室で母親の身体を綺麗にし、化粧まで行った後、
納棺を行いました。
通夜と葬式には参列しないものの、顔を見に親戚が来てくれました。
明日明後日の本番に備え、僕達は自宅へ戻ります。

 


通夜の日(11日)。
控え室で午前中に最終打合せ。
葬儀会場の最終下見を行いました。
ここまでは全てTシャツ&短パンの私服で大丈夫でした。

 

ここで僕は大チョンボに気づきます。
つい、黒の革靴ではない靴を履いてきてしまいました。
自宅に戻る時間も無いし、まぁ濃紺だからいいか、と諦めました。

 

礼服に着替え(時期が時期なので、とにかく暑い!)、通夜本番です。
一時間半くらいだったと思います。

 

夜は自宅に戻る事は出来ないので、僕と姉はセレモニーホールに宿泊。
正直、僕と姉は何年か前に父親が亡くなった後から仲が悪くなってたのですが、
久しぶりに(というか初めて?)2人きりで話をしました。

 

なお、控え室にある飲食物は何でも食べていいし、持って帰っても良いとの事。
風呂もマッサージチェアも利用できます。

 


葬式の日(12日)。
午前中に式なのですが、なんと式の直前に火災報知器の誤動作があり、
式が始まっても途中で警告音が鳴り響いているというハプニングがありました。
『この後、焼かれるのを嫌がってるんじゃないの?』とか言ったりして。
葬式は一時間くらいだったかなぁ。
終わってから花を棺の中に入れます。
ここで僕は泣いてしまうかなぁ、と思っていたけど、泣かなかったですね。

 

出棺となり、霊柩車で自宅や近所やお世話になった店の前を通った後、火葬場へ。
いよいよ母親は焼かれる訳ですが、
ここまで泣かなかった僕もさすがに嗚咽&号泣してしまいました。

 

焼かれてる間は、コロナ禍の為に火葬場で待つ事ができないので、
自宅へ戻って連絡を待ちます。
一時間半後くらいに連絡があり、再び火葬場に行き、お骨拾いを行い、
骨桶を持って自宅へ帰ります。

 

葬儀会社と神官に連絡し、自宅で最後の式(お祓い)を行いました。
ここでもハプニングで、自宅の横を竿屋の車が通り、
『竿屋~、竿竹~』の声が遠くに聞こえてる中のお祓い式でした。
神官と挨拶話をした後に、直会料と御礼のお金を渡しまして、
これで全て終了です。

 

 

現在、遺骨は自宅にある状態です。
今後五十日祭(49日)か一年祭(一回忌)の時に、父親の眠るお墓に入れる事になります。


総評というのもおかしいし、まとめという訳ではないですが、
助かった事と、反省点を書くならば、

●一人っ子でなく、姉がいて良かった。(姉夫婦には感謝です)

●母が冠婚葬祭サービスグループの会員で良かった。(今後は僕が引き継ぎます)

●多少なりとも僕自身に貯金(預金)があって良かった。

●神官と日頃から付き合いがあり、神官ご自身が素晴らしい方で良かった。

●母の日頃の状態(体調)を、もっと気にしておくべきだった。

●親戚や母の友人の連絡先や近所付き合いや通院等を、もっと知っておくべき。

●通帳・印鑑・生命保険の証書の在処、借金はないか?などを知っておくべき。


もちろん、母に心配や苦労をかけないようにしておくべきだった、は入っています。

 


まぁ、これから(既に)様々な手続きやらで大変です。
家の掃除や整理もあるし。
元々近所付き合いとか苦手なので、お参りに来た方にどう対応すればいいか?とか。
今朝も朝の4時過ぎに目が覚めてしまいました。
なんとか倒れない程度にやって行こうと思います。

 

毎日の食事は僕自身で作る事になりますが。これは案外楽しみだったりします。
人生初の味噌汁作り(茄子、人参、茸、豆腐)は、僕としては大成功でした。
ただ、これが毎日だと大変だと思いますけど、ちょっとでも楽しみを見つけないと。
塞ぎこんでは駄目だと思いますね。

 

14日にダウンロードジャパン2022が幕張メッセで開催予定で、僕も観る予定でしたが、
賞与があまりにも少なかったので断念した矢先の出来事だったので、
どっちにしろ今回は行けなかったという事ですね。


長々と読んで頂き、ありがとうございました。