今回は、テレフォン・シスターズの「涙のチェリーボーイ」を取り上げます。
80年代には女子大生ブーム、女子高生ブームがありましたが、
それを遡る事約10年前の1972年にリリースされたレコード。
歌っているのは、NTTの前身である電々公社の女子社員さんらしいです。
そう、全員素人さん。
考えれば、後のオールナイターズやおニャン子クラブの先輩って事に
なりますね。
作詞はみずの稔さん。作曲は和田直さん。編曲を馬飼野俊一さん。
曲調としては、天地真理さんの曲のような当時のアイドル歌謡調。
チェリー チェリーボーイ
会えない夜は ぼくさみしいよ
ギター弾いても ぼく悲しいよ
やさしすぎるよ 誰にも君は
きれいすぎるよ 誰より君は
こっちを向いて(チェリーボーイ)
好きだといって(チェリーボーイ)
さみしがりやの
チェリチェリーボーイ(チェリーボーイ)
シスターズの皆さんの歌声は合唱団のように思え、
素人さんとはいえ、そこまで酷いものではありません。
当時は電々公社の方々は公務員でした。
そんなお堅い職業で、なおかつ素人の女性の方々に、
童貞の切ない気持ちや「チェリーボーイ」と歌わせたのは、
今では考えられないような
おおらかで凄い時代だったんだなぁと改めて思います。
第二弾シングルで「噂のチェリーボーイ」というシングルもありますが、
残念ながら僕は未聴です。