摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:マジック・ファイヤー

今回は、恵美(フィーミー)という女性の「マジック・ファイヤー」という曲。

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本名がシャウ・フィーミーという、国籍が台湾の方。
ただ、東京生まれで東京育ちという情報もありました。
1972年デビューの、山本リンダさん的な芸風の方だったようで、
それはジャケ裏の写真からも推測されます。

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これは1974年リリースの4枚目で、かつラストシングルのようです。
それまでレコード会社はRCAだったのですが、これはテイチクになっています。

 

作詞:ささきひろと、作曲:トム・チャップマン、編曲:宮川泰
『トム・チャップマンってニュー・オーダーの?』と一瞬思いましたが、
流石に年代が違うので別人ですね。

 


黒い魔法の力は切れたわ (ファイヤー!)
彼の魂さらっちまうのよ (ファイヤー!)

いのち 燃やせ 熱く 燃やせ
彼が 彼が 生きる力なの
 
たくましく 明日の日へ向かって行く
叫びさ
(ファイヤー!)

 


やたら格好いいハードロック調の曲で、フィーミーさんの歌声も良く、
今の世の中ならSuperflyあたりがカバーすれば似合いそう。
演奏は日本エレキギター界の大御所、寺内タケシさんのバンド。

 

曲中に聞こえる「ファイヤー!」もそうですが、
間奏部分で「ウッ!」とか「キャァァオ!」とか、
所々で聞けるクセが強く奇声とも思えるシャウトが病みつきになる名曲です。
これ、フィーミーさん本人のシャウトなのかな?

摩訶レコード:スーパー・ジルバ

大御所俳優、渡辺裕之さんの「スーパー・ジルバ」です。

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1983年のリリース。
同年に公開された映画「だいじょうぶマイ・フレンド」の挿入歌。

 

僕はリアル世代ですが、これは観た記憶がありません。
ピーター・フォンダが出演していた事くらいを知ってるだけ。
調べたら渡辺さんもこの映画に出演されていますね。
これが挿入歌と言われて、
『マジでこの歌を挿入してたの?』
『ちっとも だいじょうぶ、じゃないだろ』
と思った次第です。

 

渡辺さんを詳しく知りたい方はウィキペディアを見て頂きたいですが、
僕のイメージとしては二枚目から強面まで何でもこなせる俳優さん、
という感じです。
確か趣味でドラムをされていましたよね。

 

作詞:村上龍さん、作曲:加藤和彦さん、編曲:清水信之さん。

 

村上さんは小説家で、この「だいじょうぶ~」の原作者。
僕としては80年代を代表する小説家、というイメージ。
過去にご自身がホストを務めた「Ryu's Bar」というTV番組があり、
ウィキペディアでも書かれていますが、
元々が芸能人ではない村上さんがトーク番組のホストを務めるという
無理な設定や、ゲストが無口であったり、
ホストとゲストとのそりが合わない際は編集したにもかかわらず
数十秒間の沈黙部分があるなどの
一般的なトーク番組にはあまり見られない状況も度々放送されました。
87年から90年まで、よくまぁ3年間も続いたなぁ、と思います。

 

加藤さんは音楽家で、バンドも組んでたし、プロデュースもされてるし、
日本の音楽シーンの大物中の大物と言ってもいいでしょう。

 

清水さんも音楽家であり、平松愛理さんの元旦那さんです。


歌詞ですが、僕の感覚として「村上さんの悪い部分が出てる」感じ。
現在は勿論ですが、83年の当時でもちょっと小恥ずかしい。

 

軽く腰を回そうぜ
スーパー スーパー ジルバ
熱い吐息の中で
スーパー サティスファイ

首筋甘い匂い
スーパー ダンシング クイーン
キラキラ産毛光る
Oh yeah Oh yeah it's all right

何でも
何でも
何でも
お前の言うこと聞いちゃう


場所を思い浮かべるなら、ディスコあるいは何かのパーティーかな。
ジルバ、はイメージとしてリズミカルなダンスを想像できますが、
スーパー・ジルバって何?
おっそろしく速いダンス???

 

曲(サウンド)は、打ち込みリズム風のノリの良いロック。
ですが、電子ドラムとキーボードが中心なので、
僕は『やたら軽いなぁ』と感じました。

 

渡辺さんの歌唱が笑えるというか、『抑揚ねぇなぁ』とw
うーん、何だろ。
この曲の監督の加藤さんに「こういう感じで歌って」とでも
言われたのかなぁ?
ドラムをされてる渡辺さんだから、ロックだとは思うんだけど。

 

何回か聞いたり、「何でも」の繰り返しの部分で気付いた。
曲全体の雰囲気がThe CarsのShake It Upに
やたら似てるんですよねぇ・・・
やっちゃったのか?おい!

 

どちらもYoutubeに上がっているので、聴き比べてみては。

PCネット環境復活

先日のブログで書いた通り、電気を使いすぎたせいでブレイカーが落ち、

そのせいで停電、その時にどうもルーターが故障してしまったようです。

(ヒューズが飛んだ?知らんけど)

 

急いでAmazonルーター注文したけど、ここ数日の新潟県内は大雪で

荷物がなかなか届かない状況でした。

本日ようやく到着しまして、なんとか設定も終わり、ようやくPCで

ネットが出来るようになりました。

良かった。

どうもスマホでのネットは苦手です。。。

 

摩訶レコード:Reggae the Unko

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。


2021年一発目のブログ、それに相応しく、
厳かな曲を紹介しましょう。
「Reggae the Unko」(レゲェ・ザ・ウンコ)です。

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ジャケ絵はどことなく「Dr.スランプ」に出てくる感じ・・・

 

YURIYAという男性歌手。
当然というか、検索エンジンに引っ掛かりません。

 

1986年のリリース。
作詞作曲:津田さふみ、編曲:海上照夫。
どういう気持ちで作ったのでしょう?

 

レゲェと謳っていますが、ユルさ加減がレゲェなだけで、
ボブ・マーリーが生きてたら怒られそうな雰囲気。
YURIYAさんの歌声はフォーク歌手のような優しい感じです。


ばばっちぃよ ばばっちぃよ ばばっちぃよ ばばっちぃよ

Unko Unko Unko Unko
Unkoは臭いよ
Unko Unko・・・

嫌われたなら 想い出したい
Happy Day (Happy Day)
用が無ければ 捨てられるだけの
Lonely night (Lonely night)

流されてゆくよ Unko!
目をそむけられて Unko!
かつてお前は美しく おいしかった
輝く日々


ウンコ讃歌、というべき歌詞。
小学生なんかは大喜びしそうですが、
それにしては歌詞の一節に英語が出てくるので、
小学生以下に受けるにはちょっと難しいのでは?と思ったりします。

 

「おいしかった」という歌詞にドキっとしましたが、
それはウンコになる前の食事が美味しかったのでしょうね。
流石に食糞はやべぇだろ、って。

 

放送禁止なのかなぁ?
自主制作でもなく、ビクターのような大きなレコード会社から
リリースされていたという事実に、なにより驚かされたのでした。

2020年総括

ここをご覧の皆様、2020年ありがとうございました。
皆様にとっての2020年はいかがなものでしたでしょうか?

 

僕にとっての2020年は、漢字一文字で表すならば
(からい、じゃなくて、つらい)
な一年でした。

 

●低気圧日の頭痛、鼻血、幻臭、眠い、など、体調が悪かった。
●約4か月半の無職状態。
●ことごとくライブ/イベントが延期・中止。
志村けん、渡哲也、Eヴァンヘイレン、などの訃報。

 

楽しい事がほとんどない一年。
嬉しかった事は隠し貯金を見つけて新しいパソコンを買えた事くらい。


そんな辛い状況下でも、気を紛らわせてくれたのは音楽であり、
よく聴いていたアルバム・曲は以下の通りです。(順不同)

 

Ordinary man / Ozzy Osbourne

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ジーのアルバムは毎回チェックしているのですが、
コレは久々に気に入りました。
「Straight To Hell」でガンズのスラッシュが弾いていますが、
『この跳ねるリフ、スラッシュしか弾けねぇなぁ』って具合で◎。

 

Alter Echo / Dizzy Mizz Lizzy

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3人組のバンドですが、とても3人組とは思えないブ厚い音。
アナログで言う所のB面が秀逸。ボーナス曲も◎。

 

Love Over Fear / Pendragon

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幻想的なジャケット。2020年一番聴いたアルバムかもしれない。
無職で心を病んでた時、2曲目を繰り返し聞いてから寝てました。

 

Binary Suns (Part 1 - Operant Condition) / Different Light

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日本ではまだ無名なチェコプログレバンドの作品。
前作も良かったのですが、今回もメロディアスでポップで良いです。

 

Castaway Angels / Leprous

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ノルウェープログレメタル。
”慟哭”という文字が似合う、12月のヘビーローテーション曲。

 

じゃあね。 / 白石麻衣

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本人作詞だそうですが、『本当?』と思う程にジーンとした歌詞。
運転中に聞きながら、彼女の乃木坂での活動を思い出して泣けた。

 


2021年は、とにかく楽しい事がたくさんあればいいなぁ、と思います。
皆さん、良い年の瀬&年明けをお過ごし下さい。

摩訶レコード:ギヤを入れろよ

今回は、所謂「コサキンソング」として取り上げ尽くされている
三浦洋一さんの「ギヤを入れろよ」を敢えて取り上げます。

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なんで「ギア」じゃなくて「ギヤ」なんだろう?

 

三浦洋一さん(故人)。
僕としては、「池中玄太80キロ」と「あんちゃん」での
飄々とした演技が記憶に残っています。
確か「オレたちひょうきん族」の「ひょうきんベストテン」に
ゲスト出演された時、三浦さんの歌唱中に西川のりおさんらが
笑わせようとするのですが、ムスっとした表情で一切笑わずに、
最後まで歌い切っていた記憶がありますね。

 

1982年のリリースで、三浦さんのデビューシングル。

A面が「勲章」という曲で、「ギヤを入れろよ」はB面。
作詞も三浦さんご本人、作曲:古田義昭さん、編曲:平野融さん。


ギヤを入れろよ
Hey!! Rock'n Roller
空ぶかしが
ちょっとちょっとちょっと
ちょっとちょっとちょっと
ちょっときついんだよ


1982年は、ちょうどツッパリや暴走族の全盛期。
そいつらが好んで聞いていたのが矢沢永吉さんや横浜銀蝿に代表される
ロックンロール。
その線を狙ったのかな?
三浦さんのトレードマークはポマードで固めたリーゼント頭だったし。

 

軽快なロックンロールに三浦さんのダミ声かかった歌唱が乗っかるもの。
三浦さん本人はノリノリで頑張って歌っています、、、が。

 

これが「コサキンソング」って言われてる原因なのですが、
あくまでも僕的ですが、三浦さんのボーカルではない、と断言。
だって”ロックンロール”だもん。
これで十分です。
十分格好良く、十分にロックしています。

 

演奏、バックのバンド。
演奏が軽い。
迫力不足。

 

三浦さんの溢れ出る情熱、それを受け止めきれてない。
結果として三浦さんご本人が”空ぶかし”になってるっていう。
結果として「NHKのど自慢で、自己陶酔で歌って、鐘2つ」って感じに。

 

ちゃんとしたロックバンドに演奏を頼んでおけば、
もっと迫力ある仕上がりになっていたのではないでしょうか。残念。