今回紹介するのは結構有名な曲だと思うので、
少々申し訳ないような気もするのですが、知らない方もいるでしょうから。
水原弘さんの「へんな女」です。
僕がこの曲を初めて聞いたのは、小学生高学年か中学生の頃だと思います。
でも、ちゃんとしたレコードで聞いたのは最近になってからなのです。
改めて聞いてみると、『え？こんな曲だったのか』と驚かされる事が多々ありました。
作詞作曲は、”ハマクラ”こと浜口庫之助さん。
しっとりとした演歌調の曲調だと僕の記憶にはあったのですが、
案外アップテンポでノリが良いコミックソングという感じ。
水原さんお一人での歌唱と思いきや、ちびっこのコーラスも一緒です。
曲は意味不明な言葉のコーラスから始まります。
ウパウパティンティン ウパウパティン
ウパウパティンティン ウパウパティン
へんな女に会いました
へんなところで会いました
へんな気持ちになっちゃって
俺はその子に惚れたのよ
へんな格好してる へんな女
ディープ・パープルの曲に、「Strange Kind Of Woman」という曲があり、
かの王様も「変わった感じの女～♪」と直訳で歌っていましたが、
パープルの曲が1971年発表で、この曲は1970年なので、
ハマクラさんがパープルをパクった、という事は無いのであります。
そこでおいらは 言いました
俺はもともと へんな男
まともな女じゃ もの足りない
へんな女が 好きなのよ
へんな音ならす へんなバンド
演奏をしているバンドをいじるという、珍しい歌詞です。
このあたりは僕としては、ハマクラさんのレコーディング時のアドリブでは？
という思いもあるのですが、真偽の程は不明です。
バンドもそれに合わせて、ちょっとコミカルな演奏をしています。
恋はもともと へんなもの
へんな女に へんな男
それでも好きなら いいじゃないの
恋はいいもの へんなもの
へんな歌うたう へんな男
ここでちびっこコーラスがすかさず、
水原弘！！！
と突込みます。
ウパウパティンティン ウパウパティン
ウパウパティンティン ウパウパティン・・・
でフェードアウト。
水原さんは、ハマクラさんの他にも、森進一さんのおふくろさんや月光仮面の歌や
レインボーマンの死ね死ね団のテーマの作詞家である川内康範さんと、
多く仕事をされている事を知りました。
川内さんは好きな作詞家の方なので、水原さん＆川内さんでの摩訶不思議な曲を
色々探してみたいですね。
