あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします～。
2020年一発目に取り上げるのは、「チクワ音頭」です。
歌っているのは、中央合唱団・全日自労東京合唱団、となっています。
チクワ。
そう、練り物の竹輪です。
正確なリリース年が不明ですが、EPレコードの裏面には、
「1962年おこなわれた総選挙には、”ぜひ国民の生活を守る代表を
国会へ送ろう”の世論が高まり、自民党池田政府の物価賃上げに
苦しむ、みんなの願いを歌にしよう。と関西合唱団がチクワを食べながら
集団創作したものです。」
と書かれています。
そういう訳なのか、作詞作曲は関西合唱団となっています。
それにしてもなぜチクワ？
A面2曲、B面2曲のEPレコードのB面の2曲目ですので、
このレコード自体のメイン扱いではなかったのでしょうかね。
曲は2分半くらいの短い曲で、男女混声の合唱なので、
僕としては「音頭」という感じはあまりしません。
チクチクチク チクワの輪
輪が大きくなりました
大きくなったチクワの穴から
スモッグの街覗いてみれば
ガッポガッポガッポ
値段が上がってしかめ面
母ちゃんなげくな夜明けは近い
一人が五人に呼びかけて
佐藤追い出せ たおせ自民党
チクチクチク チクワの輪
輪が大きくなりました
大きくなったチクワの穴から
日本のあちこち覗いてみれば
ポポポポポポ ポラリス ジェット機
花盛り みんな腕組め 夜明けは近い
一人が五人に呼びかけて
佐藤追い出せ アメ公かえれ
恐らく日本というか世界初の「竹輪」を題材にしたほのぼの曲？と思ったら
とんでもない、”左”系の曲でした。
佐藤というのは当時の佐藤栄作首相の事なのかな。
という事で、聞いてみてようやく
「物価賃上げに苦しむ、みんなの願いを歌にしよう」
という意図が判ったのでした。
それでもまだ、なぜチクワなのかは未だに理解できていません。
