摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:恋はチキチキ

今回はハッピーという女性の「恋はチキチキ」を取り上げます。

 

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鬼瓦権造リスペクトなポーズ。

 

まずこの、ハッピーという女性の情報が検索しても見当たりません。
この曲のリリースは1974年。
当時僕は小学生低学年ですが、この曲がヒットしていたり、
テレビ番組で見かけたりしていれば、恐らく記憶の片隅には
刷り込まれているだろうと思うのです。
全く覚えが無い、知らないって事は、ヒットしなかったんでしょうね。
例えばゴールデン・ハーフエバさんとか、マギー・ミネンコさんなんかは
テレビ番組でよく見かけてた方なので、未だに記憶にありますし。

 

完全なる外国人なのか、ハーフなのか、それとも純日本人だけど
外国人っぽい名前で活動していたのか・・・
しかも「ハッピー」っていうえらくシンプルな芸名。

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個性的な髪型。
アニメ「伝説巨神イデオン」に、こんな髪型のキャラがいたような・・・


作詞:有馬三重子さん、作曲:西條キロクさん、編曲:馬飼野康二さん。

ダウンタウンガキの使いやあらへんで!」でもお馴染みの「チキチキ」は、
チキチキマシン猛レース」から頂いたのでしょう。
1973年に、アニメ「キューティー・ハニー」が放送され、その主題歌に
「私のハートは チクチクしちゃうの」という一節がありますが、
まさかそれと被る事を恐れた訳じゃないだろうなぁ。。。


サイケ風なイントロ。
「シュルチュチュチュルチュ ダーンダダーン」と、男性女性の混声コーラス。
グルーヴ歌謡、でしょうね。


あゝ 花を編みながら
恋を 待つのよ
あゝ 島の女なら
生れながらの 血が騒ぐ
踊るだけでも
太鼓たたくだけでも
体に チキチキ 火がつくの
あゝ 一年中でも
私 燃えていたい


どうやら南国の島の女性が歌の主人公らしい。
「踊るだけでも 太鼓たたくだけでも 体にチキチキ 火がつくの」。
男勝りで勝気な女性というイメージが頭に浮かびます。
そんな女性が、いつか来るであろう恋人を花を編みながら
待っている、という具合。
ん?
勝気なんだかお淑やかなんだか、なんだかよく判らないな。

 

ハッピーさんの歌唱は、伸びやかな声で、
演歌が基礎にある上手い方だと思います。
この点は基礎が出来ていない現在のアイドル歌手に見習って欲しいですね。

摩訶レコード:人間狩り

今回はピーターさん(池畑慎之介さん)の「人間狩り」を取り上げます。

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「人間狩り」。
衝撃的な曲名です。
このような曲名がしっくりくる歌手は、他には美川憲一さんくらいしか
思い浮かびません(深い意味は無し)。

 

1974年のリリース。
ピーターさんにとって13枚目のシングル。
西洋では不吉な数字とされる「13」枚目のシングルというのがなかなか。

 

作詞:なかにし礼さん、作曲:馬飼野康二さん。
なかにし礼さんは、デビュー曲である「夜と朝のあいだに」も手掛けており、
ピーターさんをお気に入りだったようで、アルバム「失われた神話」の中で
『今まで眠っていた僕の中の感覚と情緒と、ある種の知性が解放され、
僕は珍しい感興の時を得た』と、一文を捧げているそうです。

 

1974年という事を考えれば、進んでるというか新しいサウンド(特にイントロ)
だと僕は思います。
スローな曲調から始まり、バックにはシンセが流れ、アップテンポになって、
やがてまたスローに戻って行く、という曲調。
ドラマティックですね。
これでもっとオペラティックであれば、初期のクイーンにも通じるかも。

 

歌い出しのピーターさんの声の低いこと低いこと。
先頃亡くなった渡哲也さんの「日暮れ坂」でも渡さんの声が『低っ!』ですが、
ピーターさんの低音も負けていません。
現代のJ-POP界はとかく高音ボーカルが持てはやされがちですが、
この低音はよりピーターさんの妖艶さが引き立っていいですね。
誰かが言っていましたが、低音ボーカルには聴き手の心を落ち着かせる
効果があるそうです。

 

歌詞は、化粧をして着飾って一夜の恋を求めて夜の街へ、というものですが、
「人間狩り」という衝撃的な曲名を当てたのは、より肉欲的な意味を
持たせたかったのでしょうか?
とにかく、流石だと思うのです。

長い休暇

コロナ禍の影響で5月の半ば頃に契約を切られ(IT業)、
実は今の今まで無職状態でした。

 

失業保険と特別給付金と貯金とで、何とか生活できていました。
やはり特別給付金には助けられましたね。
なんだかんだで10万円は大きかったです。

 

あと、コロナ禍が逆に良いほうに動いた事があり、
行く予定だったライブが軒並み中止になったので、買っていたチケットの
払い戻しが何軒かあったのです。
合計金額で7~8万円くらいにはなったと思います。

 

ハローワークは何回か通いました。
我が自治体では一定の求職活動をしていないと失業保険が出ないので。

 

最初に受けたのは郵便配達員でした。
学生の頃にアルバイト経験があり、良い印象を持っていたのです。
面接も好印象だったので、不採用連絡を貰った時は凹みましたね。

 

警備員と配送の仕事にも応募しましたが、実際に面接して話を聞いたら、
求人票の内容と食い違う点があったりしたので、辞退したりして。

 

食品加工。
これは短期のアルバイトでの希望だったのですが、どうやら短期なのが災いし、
これまた不採用でした。
某会社を通して面接を受けましたが、一週間後に連絡をするとの事だったのに、
二週間経っても連絡が来ず、こちらからその某会社に電話した所、
「あっ・・・」という感じで、僕に連絡する事をすっかり忘れていた模様で、
これはなんか釈然としなかったなあ。

 

結局はまたIT業に落ち着きます。
内定を頂けまして、10月からその会社にお世話になる予定です。
これでひと安心です。

 

仕事が決まってない3ヶ月は、ちょっと身体もおかしくなっていました。(継続中)
最初のころは偏頭痛に悩まされました。
梅雨の時期、低気圧の日に頭痛がするようになりました。
それが収まってきたと思ったら、本来ならしない臭いがするようになりました。
コゲ臭いような臭いがするのです。
部屋の臭いか?と思いましたが、ググってみたら幻臭という症状のようです。
これは統合失調症の気もあるようなので、かなりビビっています。
あとは眠いですね。
やる事が無いので、昼間はすぐに眠くなってしまいます。
それでも夜もちゃんと眠れるのです。

やはり、もうすっかりサラリーマン体質が染み付いているのでしょうね。
決まった収入が無いと不安、というような。

 

毎日が暇ですが、朝はしっかり6時頃に目が覚めてしまいます。
おっさんだからでしょう。
ワイドショーは毎日コロナの話題ばかりなので飽きてしまいます。
BSやWOWOWやスカパーで興味ある映画やドラマを見るのは楽しかったです。
先日までドラマ版の「世界の中心で愛を叫ぶ」を放送しており、
それを見ては毎回号泣していました。

 

いちおう内定を頂けているので9月中も無職でいる事も出来るのですが、
失業保険の残り給付日数が切れてしまう事もあるし、貯金も減らしたくないので、
アルバイトをする事にしました。
一ヶ月の短期で探した所、新潟県ならでは、と言ってもいいような仕事があり、
応募面接した所、採用となりました。
明日(9/7)からの仕事となります。
未経験の力仕事で、腰痛持ちの僕には心配な面もあるのですが、
何とか怪我せずにやりきりたいと思っています。

摩訶レコード:ネコふんじゃった!!

今回は、YOUNG STARSというグループの「ネコふんじゃった!!」を紹介します。

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1982年のリリース。
猫写真ジャケットでなおかつKittyレコードというレーベルで、猫好き必携のレコード。

 

 

パンク・プログレのグループのようで、カルメン・マキ&OZのベーシストだった
川上茂幸さんが在籍。
また、久昌一彦さんは音楽ライターの方か?
ボーカルは成瀬千代子という小学校低学年らしき女の子ですが、そもそも正式メンバーなのかが不明。

 

童謡の「猫踏んじゃった」をプログレ的というか、かなり実験的にアレンジ。
電子音が入ったりしてるのは、多少テクノを意識しているのかな。
成瀬さんのボーカルは予想通りの小学生らしさで、時々リズムとズレるのはご愛嬌。

 

お遊びで作ったのか?とも思うけど、れっきとしたA面です。

摩訶レコード:宙ぶらりん

今回は女優の小川真由美さんの「宙ぶらりん」という曲を取り上げます。

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1975年のリリース。
田宮二郎さん主演で小川さんも出演されていた
TBSドラマ「白い地平線」の挿入歌です。

 

作詞が同ドラマの脚本家でもあったジェームス三木さん、
作曲編曲が菅野光亮さんとなっています。

 

曲調は、ピアノ演奏が印象的なナイトクラブにおけるスロージャズの感じで、
所謂「コサキンソング」的な雰囲気ものだと思います。

 

小川さんは、TBSドラマ「積木くずし」での母親役の印象が深いのですが、
真逆な、アンニュイでもあり、やさぐれでもある雰囲気を醸し出しています。

 

聴いて頂きましょう。
どうぞ。

www.youtube.com

摩訶レコード:ピロピロダンス/ピロピロ体操

お笑い芸人の松村邦洋さんがYoutubeデビューされるそうです。
明日(8/20)に初回投稿されるそうなので、俄然注目したいと思います。

今回はその松村さんの「ピロピロダンス/ピロピロ体操」を紹介。

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1993年のリリース。
オールナイトニッポンのパーソナリティを務められた年なので
絶好調の時期でのリリースでしょう。

CDジャケットですが「買ってください」の文字が大きく、
知らないとこっちが曲名?と勘違いしてしまいがち・・・

 

●ピロピロダン
作詞:高田文夫、作曲:桜井鉄太郎

根底にあるのはローリング・ストーンズがやるようなロックンロール、と解釈。
それをダンス風にアレンジし、スクラッチ音やらが入ります。

 

●ピロピロ体操
作詞:高田文夫、作曲:佐藤寿一、編曲:アキレス・ダミゴス

ミドルテンポの夏を感じさせるアレンジ、という印象。


両曲ともに松村さんがその後にお世話になる、
放送作家高田文夫さんの作詞。
松村さんのモノマネの代表作の一つでもある「バウバウ!」は、
高田さんのモノマネでもありますね。

 

いい意味で「ふざけた歌詞」ですね。
歌詞の7~8割は”ピロピロ”です。

 

両曲ともに「悪ノリの極地」と言えるような曲で、
松村さんも予想範囲の歌唱力でノリノリでモノマネを交えて歌っており、
”人気者・売れっ子が当時の勢いだけで出してしまったレコード・CD”を
地で行く見本のようなものです。

 

後で気付いて後悔したのですが、2年前くらいに松村さんに出会えるチャンスを
逃してしまいました。
いつかお会いできればなあ、と思います。

怖いジャケット 2020・夏

今年の2月頃にやったと思いますが、時期も時期なので、
「怖いジャケット」の2回目をやります。

 

今回は和モノばかり。
様々な意味での「怖い」を集めてみました。
あくまでも僕の主観で「怖い」と感じたものなので、
中には「どこが?」「無理矢理だな」と思われるものもあるでしょうが、
そのへんはご容赦下さい。

 


●アラブのランプ/柴みちこ

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寝ていて夜中にふと何かを感じて目を開けてみたら、、、
という感じ。
無表情でこちらをじっと見ているのが恐怖です。

 


●男が憎い/弓晃子

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例えば高校一年の時、『○○さん(2コ上の女番)が話あるってよ』って言われ、
恐る恐る喫茶店に行ってみたら、こんな感じで待っているもんだから、
『オ、オレ、何かしましたっけ?』と、ビビリまくる、というようなジャケット。

 


●能面の女/秋吉けい子

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西洋の面(ピエロとか)も怖いものですが、日本の面、特に
能面はちょっと怖いです。
よく、田舎のおじぃちゃんおばぁちゃん家に飾ってあるイメージですが、
どんな気持ちで飾ってるんだ?って思いますね。

 


●ひとり酒/ぴんから兄弟

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『返すものキッチリ返してもらいまひょか』って声が聞こえてきそう。
前の宮史郎さんより後ろの五郎さんのほうが、
腹が据わってるというか目が死んでて怖いです。

 


●母恋人形/司まゆみ

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初めて見た瞬間、『ひっ!』って声上げてしまいました。
デビューシングルだそうですが、なぜこんな不気味な写真をチョイスした・・・
衣装も微妙に合ってないような気がします。
ちなみにセカンドシングルは「みかん小唄」という曲で、
正反対のちょいエロが入った珍曲です。

 

 

今回は以上です。