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摩訶レコード:フライ・オーバー

今回紹介するのも、またまた洋楽カバーものです。
70年代後半から80年代前半に活動していた、渋谷哲平さん。
年代的に、新御三家たのきんトリオの間に挟まれた男性アイドル。
1980年リリースのスタジオライブ盤、「フライ・オーバー」です。

 

正直、僕は渋谷さんが嫌いでした。
理由は、僕は当時石野真子さんのファンだったのですが、
渋谷さんは石野さんと常に活動を一緒にしていたイメージがあり、
同じ「スター誕生」でのデビュー、デビューした年も一緒、
出てる番組も一緒って具合で、いわゆるジェラシーを抱いていたんですね。
今になって思えばガキだったなぁ、と。

 

で、この「フライ・オーバー」なのですが、なぜか普通のライブ盤ではなく、
スタジオでのライブ収録盤となっています。
観客の声なんかは極力聞こえませんね。

 

洋楽カバーはメドレーとなっており、B面の1曲目からとなっています。
これが当時の日本で人気のあったグループの曲で、
QUEEN / WE WILL ROCK YOU
CHEAP TRICK / DREAM POLICE
SWEET / FOX ON THE RUN
QUEEN / YOU'RE MY BEST FRIEND
の4曲のメドレー。

 

QUEENの「WE WILL~」はオリジナルのミドルテンポではなく、
「LIVE KILLERS」でのファストテンポ・バージョンをカバーするという大胆さ。
僕はこっちのバージョンのほうが好きなので、『オッ!』と唸ってしまいました。

 

歌詞は全部日本語で、中里綴という方の作詞ですが、
「DREAM POLICE」は
夢警察が俺の頭の中に住んでる
夢警察がベッドの中にやってくる
夢警察が俺を捕まえにくる
あぁ、嫌だ!
というオリジナル歌詞とは全く違い、

 

マイクロバスに 楽器と体詰め込み
俺達 歌い続けてゆく
街頭でもスナックでも 望む人あればそこで
Show Time Show Time

 

てな具合。
スナックでも歌うんかい!流しかよ!

 

QUEENとSWEETはカバーした日本歌手は他にいたけど、
CHEAP TRICKは渋谷さんしかいないんじゃないのかな?
その点だけを僕は評価します。