摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:非・GEORGE

昭和の時代には、いわゆる「やさぐれ歌謡」なるものが
ジャンルとして確実に存在していましたが、
平成から令和と時代が移り行くにつれ、僕としては
このジャンルは、ほぼ壊滅状態になっていると思っています。
(僕が知らないだけかもだけど)

 

ソロ女性歌手のデビューが少なくなったように思えるし、
出てきてもR&B系だったりしますよね。
「歌謡曲」ではないように思えるのです。
演歌とも違う。
残念だなぁ。

 

今回は、今や大物政治家となってしまわれた方の
やさぐれ歌謡、やさぐれロックの名曲を取り上げます。
三原順子さんの「非・GEORGE」。

非常時=非・GEORGE、って事か? ひ・ジョージってw

 

1983年のリリース。
まだ「順子」名義なんですね。(翌年に「じゅん子」に改名)

 

作詞が三原さんご自身。
出演されていた「三年B組金八先生」での役名、山田麗子名義です。
作曲は井上大輔さんで、「機動戦士ガンダム」の映画版で主題歌を
歌っていた方ですね。

 

てっきり、歌詞中にジョージという男性が出てくるかと思うと
そのアテは外れます。
中森明菜さんの「少女A」を多少は意識したのかな?
「少女A」は年上男性が相手、という歌詞ですが、こちらは
同年あるいは年下男性が相手という感じがします。
でも、何が非常時なんだかピンと来ないなぁ。
あるいは、非・情事ってこと?

 

曲調は、歌謡曲というよりロックです。
三原さんのドスの効いた野太い声・声量にマッチして
えらいカッチョイイ出来栄えになっていますね。


ちなみに歌番組で着ていた衣装はアン・ルイスさんのデザイン。
三原さんは何年か後に一時期メタルも歌うのですが、
メタル好きだったアンさんがきっかけを作ったのでしょうかね。

現在じゃ立派な大セクハラ。

 

摩訶レコード:紅い稲妻

堀江美都子さんの「紅い稲妻」。

 

アニソン界の女王、ミッチこと堀江さんの少女時代の録音レコード。
1970年にフジテレビ系で放送されていたテレビ映画の主題歌。

 

僕の記憶には全くありません。
新潟では放送されてなかったのか、見た記憶が無いですね。

 

沖縄空手界の名人たる松村賢才の孫である奈美(15歳)は
厳しい修練の後、忽然と姿をくらました父を探すために、
東京へ密航した。
だが東京に着いた、その華麗なる少女奈美の前に、
早くもエタイの知らぬ男達が立ちはだかった・・・」
だそうです。

 

ウイキペディアで調べると、なかなか興味深い内容なので、
是非どこかで再放送して頂きたいものです。
現在のNHK朝ドラ「ちむどんどん」よりずっと面白そう。
あれもヒロインは沖縄生まれで、今週は上京したし。

 

リリースも1970年のようです。
作詞:上原正三、作曲:大塩潤、編曲:高原哲。

 

Youtubeにアップしたので、それをまず聞いて頂きたいと思います。

www.youtube.com

 

どうですか?
あのスポ根アニメの主題歌に似てませんか?
台詞まで!
あははは、やりやがったな!!

 

おとうさーん! がグッときますねw

 

しかし堀江さんは当時から抜群に上手かったんですねぇ。
伸びやかで綺麗な歌声、流石です。

 

B面の「紅い三段げり」は他の方がアップしているので僕はしません。
(主人公の必殺技だそうです)

摩訶レコード:おまえのバラード/トコトン酒

ゴージャス松野の「おまえのバラード/トコトン酒」。

あまり言われませんが、けっこうな今田耕司似ですよね。

 

芸能事務所の社長&マネージャー、ホスト、ボディビルダー
リポーター、プロレスラー、そして歌手。
様々な職業を経験されておられる松野さん。
僕としては、その行動や人物像から、なかなかの奇人だと思っています。

 

松野さんは2000年には田代純子さんという女性とのデュエットで
「心酔わせて」、2002年にはプロレスのタイガー・J・シンと
IWAジャパンの浅野社長とで「愛が地球を救うのだ」というCDを
リリースされていますが、
2016年に待望のソロCDデビューを果たしました。
それが今回のCDです。

 

2曲とも
作詞:白川ユメノ、作曲:加東竜次、編曲:横濱龍二、となっています。

 

「おまえのバラード」は、ブルース&ムード演歌というような印象。
思い焦がれる女性に対するどうにもならない気持ち、という歌詞。
松野さん、一時期はこの曲をご自身の携帯の着信曲にしていたようです。

 

「トコトン酒」は、マイナー調の哀愁演歌。
仕事も夫婦生活も上手く行かずにヤケ酒、といった歌詞です。
松野さんの半生を垣間見るような・・・

 

松野さんの歌は下手ではないけど上手くもないという感想。

 

福島市出身の松野さん。
確か昨年も今年も、地震でご自宅が滅茶苦茶になってしまったんですよね。
なんか色々と大変ですが、幸せがありますように祈ります。

シン・ウルトラマン

今回のブログは、少々のネタバレを含んでおりますので、
ネタバレを拒否される方はお帰りになられたほうが賢明かな、と。

 

昨夜、映画「シン・ウルトラマン」を観てきました。

 

ついグッズも買ってしまいました。
ボールペンとボトルキャップマスコットです。

ちなみにバルタン星人のは今回の映画のグッズではありません。

 

映画本編開始前の、今後上映予定映画の予告が長い長い。
20分以上あったかなぁ。
「NOPE」というのと「シン・仮面ライダー」は観たいですね。

 

最初の数分、目が字幕に追いつかなかった。
あそこはもうちょっとゆっくり進んで欲しかったです。
所々の変な角度からのカメラワークも僕には良く理解出来ていない。
ウルトラマンエヴァンゲリオンを意識してるのか痩せすぎ。
想像よりも破壊と格闘シーンが少ないように思えたので、
シン・ゴジラ」よりカタルシスが得られなかったのが残念。
一番の不満点はバルタン星人も出して欲しかった。
ウルトラマンには欠かせない星人でしょ!
斎藤工さんが主役ですが、実質的には長澤まさみさんだと思いました。
長澤さんが斎藤さんにクンカクンカされる場面ではモゾモゾしたw

 

映画本編終了後に流れる歌は、僕的には残らなかったですね。
今人気と注目を集めてる人かもしれませんが、何の理由で起用?
バラードタイプではない、ドラマ版のウルトラマンのような
リズムテンポの曲であって欲しかったです。

 

なんか不満ばっかり書いたようですが、面白い事は面白いですよ。
シン・ゴジラ」が良すぎて、期待値のハードルがやたら高かったのです。
不満点はあっても酷評するほどではない出来って感じ。
後日もう一回観てきます。

摩訶レコード:噂になってもいい

前回の伊藤つかささんに続き、『君も脱いだんかい!』という方。
武田久美子さんの「噂になってもいい」。

 

「東大生が選ぶアイドルコンテスト」で優勝したのがきっかけで
スカウトされ、近藤真彦氏の映画のヒロインでデビューしたんですよね。
『東大生が選んだ、ってのは何の意味あんの?』と僕は思っていました。

 

1983年リリース。
作詞:来生えつこ、作曲:加藤和彦、編曲:清水信之
さすがに当時注目されてたので強力なスタッフを揃えたんですねぇ。
(前年1982年は女性アイドル豊作の年)

 

この曲の『落としたマフラー拾ったらぁ~』の一節を、
誰だったかデフォルメしてモノマネしてたなぁ。
誰だったかなぁ。

 

期待に応えられたのか応えられなかったのか覚えていませんが、
そこまで大ヒットとはならなかったと記憶しています。
前年に中森明菜さんや小泉今日子さんらがデビューしていたので、
その煽りを食ってしまったのかもしれないし、
何より彼女の歌唱力がイマイチだったのが理由かと。
やはり比較してしまうもんね。
彼女の声が元々高く、子供っぽいのも原因なのかな。

 

歌唱力の摩訶具合は次のシングルの「シャワーホリディ」のほうが
判り易いかもしれません。
『変だなぁ、普通は上達するんじゃないのか?』って思ってました。
あ、歌唱力もそうだったけど、演技力も・・・という具合でしたね。

 

とはいえ僕は当時は彼女のファンで、声優の水島裕さんと一緒に
やってるラジオ番組を毎週聞いていましたよ。

 

彼女は1989年に代名詞とも言える「ホタテ」写真集を出すのですが、
『あの清純そうな子が? この6年の間に何が!?』と衝撃を受けました。
近藤氏の映画のヒロインに選ばれた為に嫌がらせを受けたようなので、
それが逆に度胸を付けてしまったんでしょうかね。

摩訶レコード:少女人形

今回がこのブログのジャンル「摩訶レコード」の300回目だそうです。
もっとジャンルを細分化しておけばなぁ、と思いましたが後の祭り。
このままで続けます。

 

300回目の今回は、伊藤つかさの「少女人形」。

ジャケットの「伊藤つかさ」は本人の手書きだったはず。

 

1981年リリースのデビューシングル。
作詞:浅野裕子、作曲:南こうせつ、編曲:船山基紀
南こうせつさんが作曲されてたんですね。
僕は当時このシングルを買っていましたが、
知らかなかったというか気にしてなかったというか記憶になかったです。

 

僕としては、「ロリコン」という言葉が日本中に認知され始めたのは、
伊藤さんの登場の影響が大だと思っています。
ジャケ写のセーラー服と「少女人形」という曲名も、
伊藤さんの持つそんなキャラに相まっていて、
なおさら処女幻想に輪をかけて見事だと思いますね。

 

そうそう、「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」は、
伊藤さんの大ファンであった司会のタモリさんが、
伊藤さんをゲストに招くことを目的として企画されたものなんですよね。

 

当時、伊藤さんはラジオ番組を持っていまして、
僕もそれを聞いていたのですが、新潟はネット局ではなかったので
電波ノイズが所々あったり北の某国の放送とかが入るとかがあったり、
さらには伊藤さんの声がやたらウイスパー気味なので、
『何喋ってるかさっぱりわからんのよ』ってな具合でした。

 

そんな伊藤さんですが、僕も成長し存在を忘れかけていた頃に
驚くべき事に脱いでしまいました。
しかもヘアヌード
一体何があったのでしょうかね。
あの時は「人はみかけによらぬもの」を実感しましたね。

摩訶レコード:コンクリート・ジャングル

『母さん!辞令だ!刑事になったよ!』

 

こんなオープニングで始まる刑事ドラマが70年代に存在しました。
しかも現在ではとても考えられない30分番組での刑事ドラマ。
確か19:30からの放送だったと思います。

 

今回は、その「刑事くん」の主題歌でもあった「コンクリート・ジャングル」。
歌っているのは主演の桜木健一さん。
桜木さん、ドラマ「柔道一直線」の主人公・一条直也役に抜擢され、
その熱演にて一躍人気者になり、そのまま「刑事くん」の主演にも繋がります。

バカでかいトランシーバー

 

「刑事くん」は、僕が最初に連続ドラマというものを意識したものかもしれないなぁ。
もちろんそれまで「ウルトラマン」や「仮面ライダー」は見ていたけど、
ドラマとしては意識はしていなかったと思うのです。

 

1971年リリース。
作詞:佐々木守、作曲:鈴木邦彦、編曲:高田弘。

 

今では大都会の事を「コンクリート・ジャングル」って普通に表現しているけど、
この曲名が発祥ではないでしょうか?

 

聞いてみると、いい意味で演歌調なんだなぁ。
これも刑事ドラマとして考えれば、現在だったら考えられないですね。

 

ちなみに「刑事くん」の第二部の主題歌「刑事くん」(そのまんまやないか!)が
「コンクリート・ジャングル」とほとんど同じというほど似ています。
作曲が同じ鈴木邦彦さんだから当然って言えば当然なんですけどね。
歌詞そのままで歌えます。

 

あと、知らなかった(記憶になかった)のですが、
「刑事くん」の第二部では、同僚刑事役で三浦友和さんが出演されてたんですね。